【感想】ダーリン・イン・ザ・フランキス 21話

2018/06/17

ダーリン・イン・ザ・フランキス

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 21話「大好きなあなたのために」

©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会

第21話。終幕へと向けて大きく動きがありました。そしてフランクス博士、追悼。

21話感想(1)

VIRMと叫竜人と

20話で明らかになった、この惑星をめぐる過去の話。それについて付け加えがあり、おおよその流れは明らかになりました。そのあたりは考察に追記します。

ところで、考察でなんとなく「デビルマン」ぽいと書いていましたが、太古の昔に肉体を持たない思念体が……というと、デビルマンと同じ永井豪作品の「魔王ダンテ」の方が近しいかもしれませんね。

ヒロの生きる目的

戦うために生まれた存在、ということに疑問を持たなかった過去。13部隊の面々、そしてゼロツーとの出会いにより、生きることに大きな意義を見出したヒロは、「戦うために生きる」のではなく「生きるために戦う」ことを選びます。

この心境の変化は、戦うことを強いられ従っていた自分(=大人の言うことに従う子供)から、自分の感情や意思をもとに選択や判断をすることのできるようになったという、まさに人間としての精神的成長を伺うことのできるものでした。

21話感想(2)

覚醒するストレリチア・アパス

VIRMの制御下から抜け出してスターエンティティを取り込み、巨大なフランクスへと覚醒したストレリチア。これこそフランクス博士が望んでいた美しき姿、「ストレリチアアパス」。ロボアニメにおける覚醒や開放は燃える要素のテンプレですが、これまたバックのBGMと相まって良き盛り上がり。結局フリングホルニは奪取されてしまったようですけれど。

さらば、フランクス博士

死ぬ間際のストレリチアアパスを土産に昇天なされた博士。さすがに再登場はなさそうです。従来のマッドサイエンティスト気質からか、叫竜の姫との邂逅のせいか、彼は倫理的に許されざる行為を重ねてきたのかもしれません。しかし、どこか人間味があり、不器用な一方ロマンチストだったようにも思えます。もしかすると、一番贖罪の意識が大きいのは博士なのかもしれません。

まとめ

VIRMを退けて一旦解決、とはいかない終盤怒涛の展開。多々多様なフラグを立ててしまったゼロツー、果たして再び生還することはできるのか。あと3話、意外とまだ長いので可能性はありそうです。

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