【感想】少女終末旅行 第7話

2017/11/18

少女終末旅行

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少女終末旅行 第7話

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

 少女終末旅行、第7話の感想です。

「迷路」

暗闇で迷う恐怖

食料生産施設を目指して暗闇の建物内を進むふたり。まともな地図もない以上、少しでも迷ってしまったら元の場所に戻れる保証はないでしょう。ヘンゼルとグレーテルよろしく何かを道中に置いていく、というのも難しいだろうし。

それにしても、暗闇や高所を恐れないユーリ、一方で恐れまくりのチト。このふたりのバランスがとてもいい感じ。あらゆる面で対照的だからこそ、二人旅が面白いものになっているのかもしれません。

それもまた楽しみ

目的地へ迷いながら進んでいくこと自体を楽しみと捉えているユーリ。チトはそんなユーリを能天気なお気楽思考と思っていそうですが、この世界においてはとても大切なことかも。

あらゆることが上手くいくか分からない中では、「絶望と、なかよく」の精神で生きていくことが健全に生きていくための秘訣となるかもしれません。

「調理」

食料生産施設

案の定荒れ果てていた食料生産施設。見つかったものは芋一つ、芋の粉、砂糖や塩。

しかし廃墟となっていた割に、機械設備はまだ稼働する模様。巨大かつ重要設備に関しては、電力などのインフラを自前で供給できる装置が備わっているのかも。それがまだ生きていることは驚きですが。

粉砕機が動作したのでおそらく電力は使えるのでしょうし、火が使えたのはガスが残っているからでしょう。……この施設、意外とインフラ面では優秀なのでは。水があればお湯も沸かせるし、電灯があれば夜の暗さにも困らないし。

芋の粉

芋の粉と砂糖や塩を混ぜて焼くことで、疑似レーションを作成するふたり。砂糖や塩の量がすげーアバウトでしたが、結果的には美味しいものが完成したようで。

レーションを食べ慣れているふたりが違和感なく食べたということは、結構まともな味に仕上がったのでしょう。パンを作ったこともあるようなので、実はちゃんと味見しながら作っていたのかも。あと髪を結っているふたり、いいですね。

まとめ

特に物語上の進展はありませんが、こういう話がこのアニメの魅力となる部分なのかもしれません。次回はまたどこへ行くのやら。

少女週末授業は、やはりというか芋が登場。魚に続いて喋るタイプの教師でした。魚も芋も生き物だものね。食べられてたけど。

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