【感想】少女終末旅行 第6話

2017/11/11

少女終末旅行

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少女終末旅行 第6話

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

 少女終末旅行、第6話。早いものでもう半クール。

「故障」

故障した場所

愛車ケッテンクラートが故障してしまい、足止めとなるふたり。故障してしまった場所は、前回雨宿りをした辺りでしょうか。例のH鋼らしきものがそこらじゅうに立っています。

それにしても嫌になるくらい殺風景な場所。地面から突き出るH鋼、それ以外には何もなし。晴れていると尚更ですね。

絶望と、なかよく

公式サイトにも出ている「絶望と、なかよく」という言葉。まさにこの作品をよく表しているように思えます。あまり本人たちは絶望とも思っていないようにも見えますが。

飛行機と謎の人物

突然空を飛んでいた飛行機。飛ばしていたのは白衣で眼鏡の、いかにも技術屋という感じの女性・イシイ。

ところで、イシイのCVは三石琴乃さん。前回の石田彰ボイスの似合う男・カナザワといい、なんだかゲストキャラは新世紀な声優が2連続ですね。

「技術」

古い基地の跡

電気も水もかろうじて残っている、という飛行場らしき基地の跡。どうやら住んでいる人間はイシイひとりの様子。

初期型から高度な文明による設計図まで様々な技術資料が揃っているため、文明を残すという意味があったのかも、ということ。博物館的な意味合いがある建物だったのか、それとも飛行機作成の資料として残していたのでしょうか。

現代で(あるいはそれよりも高度な技術で)飛行機を作る際には大昔の設計図は役に立たないように思えるので、保存目的あるいは誰かの趣味で置いてあったのかも。

「離陸」

ふたりでお風呂

いつだったか以来のサービスシーン、お風呂。こんな世界では中々大量のお湯なんてないと思われますし、貴重な機会なんでしょうね。しっかりとふたりで揃って入るあたり素敵。

失われた飛行機技術

簡単な車や原付程度なら修理できる技術は残っているようですが、さすがに飛行機となると難しい模様。むしろ何故そんな昔の技術を使っている車や原付が残っているのか、の方が不思議なのだろうか。実は展示品としてどこかに保存されていた、とか?

しかしローテクノロジーな構造だったおかげで廃れてしまった技術でも修理可能だったのは、皮肉なものです。

暖気を逃すと……

この都市がどのような気候なのかは不明ですが、結構な寒暖差があるようです。しかし、この機会を逃したら二度と……と言うほどなのか。そんな何十年も同じ季節が続く訳でもないでしょう、多分。分からないけど。

おそらく施設のインフラや食料的に、この場所にこれ以上(次の暖気まで)留まることはできない、ということでしょうか。あるいは飛行機or人間が冬を越せない理由があるのかも。

街の外側

街の外側について触れられたのは初めてでしょうか。この都市がどのくらいの規模なのか定かではありませんが、少なくとも昔は「隣の都市」まで飛行機で行っていたらしいです。その都市も同じように荒廃してしまっているのか、それとも未だ健在なのか。

仮に健在だとすれば、長期間に渡りこっちの都市へ救助などの干渉をしていないことに。それはそれで、戦争のような対立関係にあったようにしか思えませんね。まあ、世界的に終末を迎えている可能性の方が高そうですけど。

対岸の陸地、考察

話の中で登場しました、「対岸の陸地」。結構遠くに見えましたが、どれくらいの距離なのでしょうか。

イシイがあの陸地を観測した場所は、中層ということもあり結構高いように見えます。とりあえず100mと仮定すると、その高さから見える水平線は35~40kmくらい先になります。……あれ、意外と近いな。

東京から東京湾を挟んで千葉県までが30km程度なので、おそらくそのくらいの感覚でしょうか。……船のほうが安全なのでは。まあ、対岸との間が海なのか湖なのか、それとも別の何かなのかも分かりませんので、海路だと危険が多いのかもしれませんが。

飛び立ったイシイ、進むふたり

ふたりが見守る中、完成した飛行機で飛び立つイシイ。しかしすぐに飛行機は壊れ、なんとか脱出したイシイは都市の下層部へ。

一期一会のこの暮らしで、再び彼女に出会うことはあるのでしょうか。それこそ奇跡のような確率かもしれませんが、そんな奇跡が時には簡単に起こるのが人生というもの。無事に生き延びたイシイも、次の目標を見つけて欲しいものですね。

そしてまた再び、ふたりで旅立つチトとユーリ。次の目的地は、イシイに聞いた西の食料生産所跡になるのでしょうか。

まとめ

久しぶりのゲスト出演となった第6話。選択肢も少ないあのような時代だからこそ、イシイのような生き方ができるのかもしれません。

そして恒例の少女週末授業。ゲストはもちろんイシイ先生。真面目に授業した後に昼寝する三人、素晴らしい。

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