【感想】少女終末旅行 第5話

2017/11/04

少女終末旅行

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少女終末旅行 第5話

© つくみず・新潮社/「少女終末旅行」製作委員会

 少女終末旅行、第5話。もう半クールになりますねぇ。

「住居」

理想の暮らし

まるで生活感の残らない建物の中で、唯一家具がある部屋を見つけたふたり。

そこで理想の部屋での暮らしについて思いを馳せるのですが、これがまた彼女たちの境遇を考えると重いお話ですね。あてのない旅を続け、屋根があるだけでも良しと判断する彼女たちにとっては、一箇所に落ち着いて生活することに憧れるのも分かります。そこに悲壮感がないのも、それがずっと当たり前の世界で生きているからでしょうし。

違う時代に生まれていたら

もし~~なら、ということは人間誰しも考えることだと思います。チトとユーリも、もしあの時代に生まれていなかったら、もっと違う生活があったと思われます。少なくともこの廃墟を残したほどに、過去の人類は文明を発展させていたはずですから。

だけど、この時代に生まれたことで、彼女たちふたりが出逢えて旅をしていることも事実。結局、人生は自分の意志で変えられない部分は受け入れて、できる範囲で生きていくしかないのかもしれません。

「昼寝」

謎のビル群

地面から鉄筋のようなもの一本で支えられ、数十メートル上に作られているビル群。まるで高床式。かといって下層にも建物はあるようですし、なぜこのあたりはこんな構成になっているのでしょうか。

なんとなく基礎の支柱のように見える柱ですが、もしかするとあの露出している部分には昔地面があったのかも。H鋼みたいだし。何らかの理由で地面がなくなり、基礎支柱がむき出しになった……のかもしれません。それを保守するために、下層にも建物が作られていったということかも。

昼寝の夢

夢らしく無秩序でやりたい放題の夢。にしても定期的に例の魚が出てきますね。やはりあの時代で、直前まで生きていた魚と遭遇したこと(に加えて食べたこと)は記憶に残るような大事件だったのか。

「雨音」

謎の街を抜けて

先程のビル街を抜けたらしく、周囲の雰囲気はまた変化。今度はH鋼支柱のみがひたすら樹立しているエリアのよう。

これも同じくビルの支柱だとしたら、この周囲は上のビル部分がすべて無くなってしまったということか。何が起こったかは分かりませんが、先程のエリアではビル部分が残っていたので、この周囲は更に別の原因によってビルが消えてしまったのかも。もちろん当てずっぽうの推測ですが。

雨音と音楽

突然の雨を凌ぐため、雨宿りをするふたり。そんな中、ユーリがヘルメットを雨垂れに当てて音を出します。意外とユーリ、このような芸術方面のセンスを持ち合わせているのかも。

チトも協力し、空き缶などを使ってより多くの音を出してみます。それぞれの雨垂れがヘルメットや空き缶を叩くことで、定期的なリズムで異なる音階の音を生み出す。これこそまさに音楽、といえるでしょう。学期の始まりは打楽器から、とも言いますし。

特殊エンディング

そして重なる雨音から、まさかの特殊エンディング。いやあ良い演出をしてくれますねぇ。従来のEDも好きですが、音楽を扱うシナリオに合わせての特殊EDはお見事。

挿入歌も、雨音をベースにそのまま歌に入るという素敵さ。OP/EDもそうですが、このような素朴な曲が世界観にマッチしていていいですね。……ゴリゴリのハードロック、とかでも面白そうな気はしますけど。

まとめ

またあてのない旅が始まったふたり、今回は放浪しつつ旅を楽しんでいる様子。次の目的も見えませんが、食料が確保できればとりあえずは問題ないのかもしれません。

あ、今週の少女週末授業、また一層よくわからん展開でしたね。今回は登場キャラもいないしどうなることかと思ったら、まさかの岩。前回の石像よりも人間味が薄れたような気がします。そしてここでも出てくる魚の骨。もはやマスコット的存在になりつつありますね。

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