【感想】ダーリン・イン・ザ・フランキス 6話

2018/02/18

ダーリン・イン・ザ・フランキス

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 6話「ダーリン・イン・ザ・フランクス」

©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会

序盤の総まとめとなる第6話。「決戦、第3新東京市」的な。

ここまでの考察は別記事で書いてますので、そちらもよければ。

6話感想(1)

戦地へ向かう13部隊

大量の叫竜が迫り来る中、準備を行う13部隊の面々。楽観的なゾロメと冷静なミツル、普段通りの調子のようです。

そして3度目となるストレリチア搭乗の覚悟を決めたヒロ、自分の思いを伝えられないイチゴ。この辺はまだもどかしいようで。

13部隊と26部隊

今回共闘することになった26部隊。26部隊のリーダーは、「コード:090」。ヒロやイチゴ、ゴローと同じ二桁ナンバー。

その090のセリフで、「ヒロとイチゴのような二桁ナンバーがなぜ13部隊のようなテスト部隊に~」というものがありました。やはり13部隊は他の部隊から見ると相当に特殊なようです。というかテスト部隊だったのか。確かにフランクスも統一されていなくバラバラですし。

巨大な叫竜

迫りくるのは大量の小さな叫竜と1体の巨大な叫竜。後に、「グーテンベルク級」の叫竜であることが判明します。

巨竜は「~~級」という基準で判断されているようで、基準は明確ではありませんが、今まで「コンラッド級」「モホロビチッチ級」そして「グーテンベルク級」が登場しています。これらの語源はすべて地学用語のようで、マグマエネルギーが重要なポイントとなっている本作においては意味の深いネーミングなのかもしれません。

また、地学的なネーミングだと、地球内部の外核と内核の境目である「レーマン面」から名前を取った「レーマン級」なるものが今後超々巨大な叫竜として出現するのかも。

6話感想(2)

優勢な26部隊、しかし

序盤はコンラッド級相手に、連携攻撃で優位に立ち回る26部隊。しかしグーテンベルク級が正体を表し、26部隊は戦闘不能に。

この戦闘シーン、同じ機体で統一されている26部隊と比較し、13部隊は個々の個性が強い機体であることが強調されています。そしてリーダーのイチゴ(とゴロー)には、それらの特性を理解した上で指揮を執ることが求められていることも。

ヒロの覚醒

ストレリチアによる渾身の攻撃を放つも倒しきれず、死の淵に立つヒロ。ヒロ(ステイメン)のリンクが切れてゼロツーのみになるとストレリチアは獣型に強制変形する、というのが明確に描写されていました。

死に近づくヒロを諭すのは、自信喪失の決定的事件に深く関わっていた元パートナーのナオミ。ヒロにとっても自分自身の行動原理を考えるにおいて、非常に大切な人物なのでしょう。

ふたりの翼で

ゼロツーもまた自分と同じく、一人では飛ぶことができないと気づいたヒロ。そして比翼の鳥のように、彼女の翼になりたいという決意を再び固めることになりました。

戦闘前にヒロが語っていた、ヒロの戦う理由。「大人たちを守るため」という、自らの宿命(運命)を意識するのは嘘ではないのでしょうが、今回でヒロ自身の思いが芽生えたことで物語はどのように展開していくのか。

謎の少年たちとナインズ

最後にチラッと登場した、いかにも強そうな謎の少年たち。オープニングで一瞬映る、「ナインズ」の面々なのでしょうか。

その謎の少年が口にした、「ナイン-イオタ」。それがゼロツーに向けられたものなのかは定かではありませんが、「ナイン」は英語のnine、9の意。そして「イオタ」も同じく、ギリシャ文字の9番目の文字。

「ナインズ」という名称、そしてオープニングで映る8人の少年たち。ということは、ナインズとは「ナイン-アルファ」から「ナイン-イオタ」までの、9人の集団なのかもしれません。そしてその9番目のナインズ(ナイン-イオタ)がゼロツーである、と。

実際、エンドロールで「9'α(ナイン-アルファ)」という表記もされていましたし、喋っていた白髪の少年がナインアルファであることは間違いなさそう。

……まあ、もしかするとミスリードで、実はヒロ(または他の誰か)のことなのかもしれませんけど。

まとめ

序盤の山場がこれにて終了し、ヒロ自身が戦う理由をはっきりと意識するようになりました。今までのような義務感や自身の居場所のためではなく、明確にゼロツーと共に戦う翼になる、と。

2クールならこれで四分の一といったところ。来週からはどのような展開となるのでしょうか。

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