クロスボーン・ガンダム・シリーズ完結(?)記念
「X-11」までのトビアを振り返る
永らく続いていた「クロスボーン・ガンダム」シリーズ。連載開始は1994年なので、もう少しで30周年を迎えることになる。
最新作「X-11」では、ついに「カーティス最後の冒険」と銘打たれていたので、これで少なくともトビア/カーティスの物語は完結するのではないだろうか。
今回はそれを記念し、これまでのトビア/カーティスの活躍を解説してみる。
意外と複雑なトビアの人生
初代~X-11までを通して読んでも、トビア/カーティスがどのように人生を過ごしていたのかは若干分かりにくい。それはおそらく、木星時代の行動が直接ストーリー上で進行しないからだろう。ゴースト/DUSTにおいては主人公ではないので当然ではあるが。
そこで、既出の情報をとりまとめてみたのが下記の図となる。
トビア/カーティスの活動年表 |
注釈にも記載しているが、多少のズレは承知おきいただきたい。
改めて、やはり(メインで語られていない)木星時代が長いことがよくわかる。特にアルゴ計画のあたりは「ゴースト」本編で少し触れられているだけだが、実際は10年以上の年月が経過している。「DUST」でのサイド3軟禁も同様に約10年。本人の気質とは裏腹に、やはりこの男は苦労人であることが伺える。
そして、DUST/X-11では作中でも明記されていたように、50歳を超えている。確かに、これで彼の物語は最後でもおかしくはない。……しかし一方で、長谷川作品的にはまだまだ続投の可能性もありそうなのがまた。
トビア/カーティスと家族
トビア(カーティス)、テテニス、ベル、ニコルの年齢については「ゴースト」8巻で解説されている。ここで、トビア(カーティス)はテテニスより2~3歳上、ということが確認できる。なぜかWikipediaでは同年齢だが。
また、ベルが生まれたのはアルゴ計画の出発直後なのでU.C.0140~0141前後、ニコルが生まれたのは年齢から逆算してザンスカール戦争直後のU.C.0153前後と思われる。
ただ、テテニスもベルもコールドスリープを経ているので、「DUST」時点ではもはや家族内の年齢差はよくわからない状況になっている模様。
まとめ
さて、「X-11」にてトビア/カーティスの物語は一旦幕を下ろした。これで完結となるのか、再び長谷川作品で描かれることになるのかは、現時点では分からない。今後、もし彼が再び活躍するのであれば、この記事を追記することにしたい。
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