未知の言語を読み解くアドベンチャー
『7 days to end with you』は、記憶喪失の主人公が言葉の通じない少女とコミュニケーションを取りながら物語を解明していくアドベンチャーゲームです。
インディーズ製作ながら口コミで話題が広がり、PC(Steam)だけでなくニンテンドーSwitchでも発売されました。1000円程度で遊べるのも素晴らしいですね。
※軽いネタバレを含みます
ゲームの中心は彼女とのコミュニケーション
主人公は記憶とともに言語知識も失っているため、彼女の言葉や紙に書かれている文字も最初は理解できません。複数の言葉を組み合わせながら推理し、徐々に言語を理解します。そして、自分と彼女の関係、自分自身に起こった事などが徐々に明らかになっていきます。
部屋の中にあるものを選択することで、彼女がそのものを説明してくれます。いくつかの単語は色々なところで使われているので、会話を進めることで単語が理解できるようになるのです。
このシステムが非常に面白く、最初は全く意味不明だった会話が次第に理解できるようになっていくのはとても快感。彼女の可愛さも相まって、会話意欲がどんどん湧いてきます。
不穏なシナリオ
彼女との会話を重ねて自分の状況を把握していくのですが、徐々に不穏な雰囲気が漂ってきます。謎の研究道具や薬、突然の訪問者、外に出れない状況……。
言葉が理解できないので推理していくしかないのですが、どう考えても絶望的な状況にしか思えません。なぜ自分は記憶喪失なのか。七日間の意味は。この謎を解き明かすことが、ゲームの最終目標になるでしょう。
言語解読について
上記のとおり彼女とのやり取りを通じて言語を解読していくのですが……正直、ある程度からは限界があるように思えます。7割くらいは雰囲気は分かるものの、それ以上は正直手がかりが少なくて厳しいところ。
そのため、彼女のやり取り以外の方法で解読を試みる人が多いかと思いますが、それもまあまあ難しい。まず解読法則に気付くことができるか、さらにそこから一捻りする必要もあり、解読作業を楽しめる人じゃないと辛いかもしれません。
エンディング
本作はマルチエンディングですが、自力でやるのはかなり難しいです。というのも分岐条件がかなり厳しく、直前セーブもできないため、かなり手間を費やすことになります。
……正直、エンディング分岐については攻略サイトなりを見た方がいいかなと思います。
まとめ
インディーズの低価格帯ですが、システムもストーリーも面白く、世界観に没頭することができました。暗号解読作業が好きであれば、ぜひ解読は自力でやってみてもらえればと思います。
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