【感想】熊本舞台のフリゲ「その恋、保留につき、」の感想

2025/09/30

ゲーム感想

t f B! P L

 高クオリティなフリーゲーム

「その恋、保留につき、」は、無料で公開されているサウンドノベルゲーム。精細なグラフィックやスチル、フルボイス、OP/EDは主題歌有と、無料とは思えない高クオリティな作品。「その恋、」シリーズの1作目となります。

感想

あらすじは公式サイトさん記載のとおり。恋心の現状維持を想う主人公に対し、恋愛応援委員会による半強制的な後押しが交差していく様は、記載のとおりまさにラブなコメディ満載。王道的なラブコメを楽しみたい方には非常におススメです。

特筆すべきは、やはり全体的なクオリティの高さ。最初に書いたように、フリーゲームでボイスや主題歌があるというのは素晴らしい。キャラグラフィックやスチル、背景も爽やかな作風にマッチしていますね。

「保留」にされる恋愛模様

タイトルのとおり、作中では「保留」という点をテーマに物語が進行していきます。3人のメインヒロインによるマルチエンディングですが、メインヒロイン+サブヒロイン2人、という構図です。

メインヒロインのルートはもちろん、サブヒロインルートもしっかりとした文章量があります。きちんと起承転結が完結しているため、各ルートとも読後感が心地良い。今作で掘り下げられなかったキャラクターについては、今後の続編での活躍を期待しましょう。

主人公をはじめ各キャラクターは行動原理が明確で好感が持て、様々な青春模様が胸に染みるところ。サブキャラクターも魅力的なのはやはり良いですね。

若干気になったのは、割と唐突ないくつかの超常現象。生徒会長の超能力はともかく、企救丘君のイベントとか、主人公の「保留にしていた思い込み」とか。そのような世界設定とは思っていなったので、ちょっと不意打ちでした。

続編への布石

3部作の1作目、ということで、作中では明らかにされないような点もありました。特に生徒会長について語られたのは、謎の超能力を持った不思議な人……という程度です。この点については次回作に期待したいところ。

舞台について

公式には「九州舞台」と記載されていますが、「その恋、」で登場する背景は(ほぼ)熊本です。熊本城や水前寺など、熊本人には見覚えのあるスポットが多数登場。この辺りはまた個別で探訪記事を書いてみたいと思います。

なお、登場人物の苗字は(こちらもほぼ?)福岡市内の地名・駅名から取られているようですね。

まとめ

繰り返しですが、このクオリティでフリーゲームというのは本当に驚き。続編についてもまた感想記事を書きたいと思います。

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