【感想】ダーリン・イン・ザ・フランキス 17話

2018/05/13

ダーリン・イン・ザ・フランキス

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 17話「楽園」

©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会

前回と同じく、戦闘のない日常回。といってもシリアスな雰囲気が多かったですけど。

17話感想(1)

ナインズ、登場

13部隊の生活拠点を訪問するナインズ。パパたちの意思だそうですが、なんでまた彼らを行かせたのやら。

ココロが所持している例の本についても内容は(知識として)知っている様子ですし、やっぱり色々と前提知識が他の部隊に比べて違うんですね。量産型カヲル君っぽいのもそのせいか。

ココロとミツルと

今回中心となったのは、今までこれでもかというくらい前フリがあったココロとミツル。なんというかまぁ、今回も中学生日記とか金八先生を彷彿とさせるような。

ミツルはヒロとの関係も良好になり、自分自身の気持ちに整理がついたようで。……そういえば、例の本はタイトルからなんとなく初産の妊婦向けの本かと思っていましたが、どちらかといえば第二次性徴期向けの性教育用途だったのでしょうか。だってねぇ、その本から知識を得た結果がねぇ、あのラストシーンですし。

17話感想(2)

ハチとナナ 

何らかの記憶を思い起こそうとしているナナ。記憶管理はやはりナナにも及んでいたようです。また、ナインズの発言により、やはりハチとナナは元パラサイトだった模様。

ふたりして過去に洗浄教育を受けているということですが、それが同時期だったかは不明。ですがまぁ、もしかするとふたりはミツルとココロのような関係だったのかもしれません。それにしてはハチが冷たい気もしますが、そこも何かあるのでしょうか。

また、今まで人工授精やクローン、遺伝子操作の存在は大いに有り得る世界観でしたが、今回の「新しいナナ」発言もそのままの意味なのか。

叫竜の姫と13部隊

前回から登場しております、叫竜の姫。その存在は謎のままですが、叫竜を束ねる存在、という認識で良いかと思われます。

オトナたちの交渉にも応じず、戦う姿勢を見せる叫竜の姫。今後叫竜の姫は敵となるのか、それともやはりパパたちオトナ(とナインズ)を敵とする展開となるのか。

そのためにはヒロたち(特にゼロツー)と叫竜の姫との対話が不可欠に思えますが、それが実現することになるのでしょうか。ただでさえ今まで叫竜は滅ぼすべき敵、と思ってきたゼロツーですから。……いや、ゼロツーはオトナたちやナインズと対立することは問題ではないのかも。元々親しくもないですし、今のゼロツーならヒロが決断すれば付いていきそうな気がします。それに、相手はゼロツーが昔から憧れてきた「魔物の姫」そのもの。もしそこに隠されている真実がゼロツーにとって共感できることだったら、そうなる可能性のほうが高いのでは。

むしろ反乱するとしたら、今までパパたちが自分たちの全てだと思い込まされていた13部隊の方に抵抗があるのかも。数多くの謎がもし明らかになったとき、コドモたちはどのような判断をすることになるのか。

生と性、コドモとオトナというテーマが深く扱われている以上、コドモの成長――つまり、オトナの思惑から抜け出して自分たちで自立し判断する、という場面が描かれる可能性は高いように思えます。もしかするとその一端を、ココロとミツルが示すことになるのかもしれません。

宇宙、001

ナインズが向かったのは、パパたちが待つ空間。しかしこれ、どうみても大気圏外の宇宙空間です。宇宙にまで行く技術力はまぁあるのかもしれませんが、ナインズの面々はどうやってあの場所へ行ったのでしょう。思ったよりも簡単に大気圏突破できるのか、軌道エレベーター的なものがあるのか。まさかそれっぽくするために壁に映像投影していただけ、とかでもないだろうし。そうならパパたちをすごく好きになりますけど。

また、さりげなくエンドロールでは「001」の表記が。前述の「叫竜の姫」のことかと思われますが、果たしてなぜ「001」なのか。コドモたちパラサイトはコードで管理されている、という設定をそのまま考えれば、001もかつてはパラサイトだった、とか。しかしその番号の特別さ、現在の状況からは、あまりその線は薄いかも。

まとめ

いよいよもって終盤へと差し掛かってきたところです。叫竜の姫と戦った結果分かり合ってナインズ一行と戦うことになるのか、それとも別の展開となるのか。前者は王道すぎる気もしますが、超王道展開が多い本作ではありえそうな気もします。「姫」を被せてきた意味もありますし。

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