【感想】ダーリン・イン・ザ・フランキス 18話

2018/05/22

ダーリン・イン・ザ・フランキス

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 18話「桜の花が咲く頃に」

©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会

第18話。なんとなく予感はしていましたが、なんとも暗い展開。

18話感想(1)

13部隊、移動へ

13部隊が暮らしている生活区・ミストルティン(通称トリカゴ)を放棄し、次の場所へ移ることに。

なんやかんやコドモたちだけで生活していたのですが、様々なインフラや手入れが停止しており、川や湖も枯れかけているため、生きるための水や食料の調達も困難となっているようです。

とはいえ、様々な思い出の残るこの場所を離れることは、自立とはまた違う寂しさを呼んでいる用に思えます。

結婚式へ

あの絵本のように、ミツルとココロの結婚式を行うことを計画するコドモたち。ふたりを祝うのはもちろん、ミストルティンを出ていく前の思い出作り、という側面も大きいようです。ということで全員総出で結婚式の準備へ。「ゾロメ参上!」なんて書き方、どこで覚えたやら。

それにしてもフトシ、大人になったなぁ。ココロとミツルの幸せを一番近くで祝う、とは中々言えることではありません。これもまた現代では誰しもが経験する成長のステップですが、彼もまたその階段を登っているのでしょう。

イチゴとイクノと

パートナーチェンジの流れのあたりから想像はありましたが、やはりイクノさんはそういう感じでしたか。それを否定せずに自分自身と重ね合わせるイチゴさんマジ天使。

生と性、男と女というテーマを描く以上、LGBT関連のお話が出てくるのは当然といえば当然ですが、この重い流れで出てくるとまた一層人間関係が難しくなりますねぇ。

18話感想(2)

襲撃される結婚式

ゼロツーとヒロ、ミツルとココロ、そして13部隊のコドモたちと、全員のとても幸せそうな生活が描かれております。前フリかと思ったら案の定、ということで。

ゼロツーがナインズに対して素手で立ち向かっていますが、自分自身やヒロの為だけでなく、ミツルとココロを守るため、という点であることにゼロツーの心境変化を感じることができます。そういえば13部隊の制服をココロに貸してもらっていたのも嬉しそうでしたし、関係は非常に良好なようで。

ミツルとココロが捉えられる場面は、まさに過去のゼロツーとヒロの再現。もしかするとそんな思いもあり、必死に立ち向かったのかもしれません。

ナナとハチと

ちらっと回想で描写がありました。直接のパートナーではなかったようですが、過去にやはりハチとナナは同じ部隊だったようですね。そこにどのような感情があったのか、過去の思春期はどのような結末を迎えたのか、そしてなぜ(ナナのみ?)記憶は消去されたのか。

また、ハチの「感情があれば~」というセリフは、単に感情を殺しているだけなのか、それとも彼もまた何かしらの調整を受けているのでしょうか。

限界

開放されたミツルとココロは、案の定お互いのことも覚えていないようです。記憶操作はお手の物であるようですが、ヒロとゼロツーの件を考えると、何かきっかけがあれば思い出すのかもしれません。これは終盤での感動展開か。

ヒロのモノローグにもあるように、彼らの精神状態はもう限界へと近づいている模様。これから終盤へかけて、どのような展開となるのでしょうか。

それにしてもパパたちの目的がずっと抽象的なのですが、結局彼らは何をしたいのやら。あの具体性の見えない会議には果たして意味があるのでしょうか。ゼーレリスペクトなのかなぁ、なんとなく目的もそんな感じがしますし。

まとめ

終着点も徐々に見えてきましたが、展開上重要な意味を成すと思われる叫竜の姫については出番なし。

尺としてはもう終盤なので、これから最終局面に向けて動き出していくと思われます。果たして戦うべき敵は誰なのか、そしてコドモたちが決断する行動は。

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