【感想】ダーリン・イン・ザ・フランキス 22話

2018/06/24

ダーリン・イン・ザ・フランキス

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 22話「スターゲイザー」

©ダーリン・イン・ザ・フランキス製作委員会

第22話。物語はクライマックスへ。

22話感想(1)

残されたコドモたち

パパたちは消え、叫竜とVIRMの決戦は宇宙へ移り、地上に残されたコドモたち。彼らは生き抜くため支え合いながら、農作を実施しているようです。

作品中盤でも「謎のお手伝いさん」の消失により、13部隊の面々は自立した生活を送っていましたが、今回は更に生活インフラレベルが低くなってしまいました。その上人数も増え、土地も農耕には向いていないという不憫っぷり。

しかし、オトナたちから離反することを選んだ13部隊のコドモたちにとって、これもまた「大人からの自立」のプロセスなのでしょう。他の面々、特にナインズは一方的に捨てられた感じがしますけど。

ヒロとゼロツー

前回のストレリチア・アパスの起動とともに、抜け殻となってしまったゼロツー。どうやらその魂はアパスに残っている模様。つまりアスカの母親のような状態でしょうか。

叫竜には雌雄の叫竜人の魂が宿っている、と今まで説明がありましたが、ストレリチア(フランクス)もまた同じ仕組みで動いているため、ゼロツーはアパスに魂を置いてきた、ということか。雄が不在ですが、まあ叫竜の姫も一人で動かせると言っていましたし、そのクローンであるゼロツーなら可能なのかも。

ゼロツーが宇宙のアパスに居ることを確信したヒロは、ゼロツーとの約束を果たすため単独で宇宙行きを決断。都合良く宇宙船を残してくれるとは、姫様も粋な計らいをしますねぇ。

22話感想(2)

ナナとハチ

帰ってきたナナさん、残り続けるナナ(新)さん。これは紛らわしい。

フランクス博士の遺言により、残されたコドモたちの「大人」となることを託されたナナとハチ。ハチは早速色々と調査を進めているようですし、ナナも迷いながらもコドモたちへと手を差し伸べています。

それにしてもナオミさん、久しぶりの登場です。能力不足で消えていったコドモたちの行方は心配されていましたが、どうやらコールドスリープのような状態にあるようです。なぜ処分しなかったのかは不明ですが、とりあえず生きていてよかった。

スターゲイザー

今回(22話)のタイトルである「スターゲイザー」。これはそのまま「空を見上げるもの」という、まさに宇宙でアパスとして戦うゼロツー、その隣で寄り添うヒロを表している言葉であるように思います。

また、植物・花がひとつのキーワードである本作的には、ユリ科の一種である「スターゲイザー」も関係深いかもしれません。一般的なスターゲイザーは、明るく美しいピンク色の花を咲かせます。それはまるで、ゼロツーの髪のような。

さらにキリスト教では、(スターゲイザーではありませんが)白いユリは聖母マリアに受胎告知を行った天使ガブリエルとともに描かれることが多いそうです。今回まさにココロの妊娠が告げられましたが、もしかするとこのあたりとも関連しているのかも。

まとめ

物語も終盤となり、最終決戦の舞台は宇宙となるようです。なんやかんや死亡フラグ満載のナインズが心配ではありますが、あと2話でどのような結末を迎えることとなるのでしょうか。

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